2011年4月1日金曜日

福島県に医療スタッフ派遣 出発式


決意を語る安岡副院長 

 長崎大学は4月3日から約2カ月にわたって、県、県医師会とともに、福島県に医療支援チームを交代で派遣する。福島県では放射線汚染の風評被害が広がる中、医療スタッフが不足。医療を必要とするお年寄りらが、診療や手当てを受けられない深刻な事態を招いている。

長崎大学などは福島県の要請を受けて、すぐに地域医療の支援チームを編成、院内で有志を募った。医師と看護師の2人1チームが1週間交代で、南相馬市の被災者の自宅などを巡る予定。歯科医師も派遣して、高齢世帯の多い被災地に必要な医療を適切に提供していく

出発に先立ち3月31日、第1陣で派遣される長崎大学病院副院長、安岡彰教授らは知事を訪問。「放射線の怖さや安全なレベルを正しく理解している被爆地の医師として、現地の不安を取り除きたい」と決意を語った。知事は「福島県は今なお極めて深刻な事態だが、専門スタッフによる新たな支援体制の構築である。強く期待している」と激励。長崎大学の片峰茂学長も「今回は風評被害を突破する最大の活動。先駆的な活動として、ノウハウをつないでほしい」と期待を込めた。